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R-1グランプリに出た芸人のキートンさんという方が審査員の審査に不満があったらしい。
去年のM-1でもとろサーモンの久保田さんとスーパーマラドーナの武智さんで似たようなことがあって大騒ぎした気がする。
漫画界でも同じようなことを時折見かける。
「自分の実力はもっとあるはずだ」という演者(作者)自身からの主張。
これはSNS時代になってより顕著になってきたのではないだろうか。
SNSをやってると自分をフォローしてくれてる人は大概肯定的な意見をくれる。
それは世界のほんの片隅の価値観なのに、それで「おれは人気者だ」と思ってしまった人が世に出たときに、フォロワーの外の基準の審査に腹を立てるのではないだろうか。

上記のようなことをふと思ったのだが、本題はこれについてではなく、僕はこのように大して知りもしないくせに、世の中に対して自分の意見を主張したくなってしまうということである。
さも「自分が正しいでしょ」という知った風な顔で。
こういう時に安易にツイートするのは危険だ。
とにかく落ち着くことだ。
何か自分の中の満たされないドロドロした不満を世の中にぶちまけようとしている可能性がある。
「お前は何様なのか」きっちりそして謙虚に自問自答すべきだ。
わかりもしない他人のことを話題にするより自分自身のことを語るべきではないだろうか。
そうだ他人のことではなく、自分のことを語ろう。

僕は「このマンガがすごい」(宝島社)などのランキングが大嫌いである。
去年か一昨年だったか。「このマンガがすごい」に拙作「やれたかも委員会」が37位だか何だかに入ったことがある。
あれは11位以下の人には特に連絡もないらしく、僕も知り合いから聞いて初めて知った。
「おめでとう」なんて言われたりもしたが、内心ちょっとイライラしていた。
37位?めでたいか?
だいたい人が一生懸命描いた漫画に勝手に順位をつけて、それで一冊の本にして金儲けしてるというのが腹が立つ。
37位なんか全然嬉しくもなんともない。ありがたがるとでも思ったか。1位しか嬉しくない。みんなそう思って描いてるんじゃないのか。
そもそもあれ50位まで発表する意味があるのだろうか。
10位ぐらいまでを勝手に発表すればいいじゃないか。
その他の賞も全て大嫌いだ。
大体ああいうので1位になったところで作品の旬が勝手に設定されて、その次の年が心配になるじゃないか。
去年の1位を誰も覚えてないだろ。勝手に作品を古くするようなマネをするんじゃない。
この先エントリーされることがあっても辞退してやるからな。
覚悟しろ!!!

………
少し熱くなってしまったが、今一度落ち着こう。
冒頭に自分で書いたではないか。

「それ(SNSの世界)は世界のほんの片隅の価値観なのに、それで「おれは人気者だ」と思ってしまった人が世に出たときに、フォロワーの外の基準の審査に腹を立てるのではないだろうか。」

先日も自分で書いたじゃないか。

「すぐにキレたり、大声を出したり、暴れたり、
「何様だよ」って誰もツッコめないくらい偉そうだったり、
とにかく変なおじさんになりたくない。」


おれは変なおじさんになりたくない。
まだ間に合うはずだ。



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