作画に時間をかけている。

めちゃくちゃ時間をかけている。

とりあえず3枚原稿を完成させ、
「こんな感じの絵がはいります」ということで、
メールをした。
「すごくいいです」というお返事を頂いた。

調子に乗るようですが、
そりゃそうだ。
めちゃくちゃ時間かけてるもん。

お師さんである佐藤秀峰先生のアシスタントをしていた頃、
僕はとても時間をかけて絵を描いていた。
スピードが遅いってこともあるけど、
とっても慎重に丁寧に頑張って描いていた。
でも心の中では
「こんな細かいの描く事ないだろー。
しゃしゃっとやればいいじゃん。しゃしゃっと!」と思っていた。

しかし、今、自分の原稿に対して同じぐらい時間をかけている。

そして僕は思う。

「白い紙に価値を与えるのは大変なことだ!!!!」

今まではそれが全く分かっていなくて、
しゃしゃっとやっちゃえばいいじゃん精神でしゃしゃっとやっていた。
ミスってもこれが味だよ味!精神でしゃしゃっとやっていた。

しかしこれは間違いですね。

才能がある人はそれでいいかもしれないけれど、
僕みたいな者は最大限に努力をしなければいけない。
今更気付いて情けない限りである。

昔、15年くらい前でしょうか、
BSマンガ夜話という番組で「カイジ」の特集があり、
その番組内で誰だか忘れたが出演者の一人が、
「この作者の福本さんは自分では絵がうまいといってるんですよ。」
というようなことをコメントし、
他の出演者がみんな笑うというシーンがあった。

僕もそれを見ていて笑っていた。
しかし、ここは笑うところではなかったのだ!

なぜなら・・・

ちょっと話が変わりますが、
僕は「ちょっとささっとここに絵を描いてくださいよ。」とか
誰かに求められた際
今まで「いや、僕、絵下手なんですよ〜」とへらへら笑って逃げていた。
僕は心のどこかで「絵が下手でもマンガが面白ければいいんだよ」と思っていた。
でもこれは違うのでR。
絵はやはり大事というか、全てなのであります。

福本先生の「俺は絵がうまい」発言は
きっと、「俺は絵でも内容でもグイグイ魅せていく。
絵を諦めたと思うなよ」というアティチュードの現れではなかろうか。
と、私、思ったのであります。



先週末は大阪に行って写真を500枚とってきた。

今日編集の方から「資料写真です」という件名で
メールで写真が送られて来たんだけど、
ZIPを開くと4枚しか入ってなかった。(しかも同じ構図)

4枚って!!!

行けなかった地元の友達の結婚式かよ!

4コマしか描かれへんやん!

わざわざZIPされてるのがまた腹立つ。

自分で撮りにいってよかった。








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コメント

BSマンガ夜話なつかしいですね。その発言はもしかしたら岡田斗司夫氏あたりかもです。名作漫画がTVで見れて逸話も聞けて夢のような番組でした。デビルマンレディーの回でどなたかが永井豪先生はアシスタントに全部描かせているみたいな出まかせを言い、のちにご本人様がビデオで登場して、全員シーンとした時は見ているコッチが恥ずかしかったです。
それ面白いですね笑

BSマンガ夜話はめっちゃ好きでした。
福本さんは絵がうまいと思ってる発言は岡田斗司夫さんだったのかな。
いしかわじゅんさんだった気もします。よく覚えてないです。
なんか言いたい放題な感じが、学校の教室で好き勝手言ってるみたいなのの
延長上にあるような気がして、面白かったんですよね。
またやってほしいです。

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